台湾の大衆娯楽、蝦釣り(エビ釣り)にチャレンジしてみよう
みなさんは台湾の大衆娯楽として昔から親しまれてきた蝦釣りをご存知ですか。
今回は、少し変わった台湾の遊びとして蝦釣りの文化と遊び方をご紹介致します。
大衆娯楽としての蝦釣り
元々台湾では古くから蝦釣りが大人の遊び、嗜みとして親しまれてきました。日本でいうところのゴルフや競馬のような位置づけというとわかりやすいでしょうか。少しダーティーかつアダルトな雰囲気が漂う娯楽でしたが、近年はカジュアルな趣味として人気上昇中です。子供や女性も楽しめる室内レジャーとして定着しています。週末に、少し時間があるから蝦釣りに行こうか!とカラオケのような感覚でふらっと蝦釣り場に足を運ぶ台湾人も多いのだとか。
蝦釣りの基本情報
台湾国内には、蝦釣り場と呼ばれる日本の釣堀のような施設がたくさんあります。場内には室内プールがありプールサイドに椅子が並べられています。
料金システムは時間制で、釣具と餌、更には釣れた蝦を調理する調理場の使用料込みでの料金となっています。釣れた蝦はは全て持ち帰りor調理可。プールには定期的に活きた蝦が放流されます。管理の人が直接プールにエビを投げ入れていきます。ボウズの場合は食用のエビも場内で売られていますので御安心を。
蝦の釣り方
釣具は一式レンタルで、リール無しのシンプルな浮き仕掛け。餌はアミエビと豚の肝臓。段ボールとカッターの刃が貸し出されますので、その上で肝臓を切って付け餌として使用します。場内に放されているエビはテナガエビの一種でかなり大型のエビです。
浮きが沈むと竿を上げて取り込みます。基本的に向こう合わせのスタイルですが、探り釣りのように投入ポイントを変えながら掛かるのを待ちます。エビを取り込んだら長い手とはさみをもぎ取ります。小さいはさみですが挟まれるととても痛いので注意。モタモタしていると周りの釣り人がサッとやってくれることがあります。
釣ったエビはその場で美味しくいただこう
蝦釣りの醍醐味は、なんといっても釣りたての新鮮なエビをその場で食べられること。
場内にBBQ用のフライヤーが用意されており自由に使うことができます。まずは洗い場でエビを洗い全ての手脚をとりましょう。竹串を尾から頭に向かって刺し、塩をこれでもかというくらい塗り込んでおきます。
その後フライヤーに移動して並べていきます。火の通り具合は釣り場の人が監視してくれ、程良く焼けたら合図をしてくれます。焼きあがったら併設のテーブルに焼けたエビを運び、ワサビ醤油でいただきます。エビの食べ方ですが、先ずは頭をちぎり、尾に向かって殻を剝きます。頭を取ると肝がついてきますので、苦手な人は取り除いて食べましょう。
春城釣蝦場
台北にある大きめの人気の蝦釣り場の一つです。道を挟んで2箇所で営業されています。
料金は1時間350元(約1200円)、最寄り駅は士林駅。他の蝦釣り場も併設されているため、満席で釣れないということはよっぽどのことがない限りありません。台北市外からのアクセスも良いため、旅の途中に訪れてみるのもよいでしょう。
まとめ
日本では馴染みの薄い蝦釣りですが、台湾では人気のレジャーの一つです。旅先でローカルな文化に触れてみたいという方にピッタリのアクティビティとなっています。1時間単位から楽しめますので、ちょっと空いた時間に蝦釣りに行こうかという遊び方ができますので是非チャレンジしてみましょう。
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